【2015⑥ 噴泉塔トレッキングレポ】復活した天然記念物&野天風呂でドキドキアドベンチャー
「自分たちでは行けない場所に連れていってもらえてワイワイできた(30代 男性)」
第6回は「噴泉塔(ふんせんとう)アドベンチャートレッキング」。栗山ツアーとしては初挑戦。参加者には数々の冒険にドキドキの連続で、キョーレツな思い出となったようです。
1.アドベンチャー要素多し。湯沢噴泉塔トレッキング
今回のルートは栗山の山登りの中でも「布引の滝」同様、アドベンチャー系です。そんなマニアックなところをガイドしてくれるのが、おなじみのネイチャープラネットさん(コロスケさん&あずきさん)です。
最初はふつうの林道と思いきや…
途中でいきどまり。下をのぞいてみると。
…アドベンチャー開始です。
このあたりからヘルメットを装着。急な斜面を下ったり
倒れた木の上を歩いたり
沢をバシャバシャ横断したり、沢の中をジャボジャボ歩いたり。沢に入った回数は片道20回以上。その回数も一定ではなく、水量によって変わるから自然はおもしろい。
ちなみに、この沢の名前は湯沢(ゆざわ)。その名のとおり湯の沢で、温泉の成分が混じり硫黄の香りがかすかにします。栗山には湯沢さんがいるけど、何か関係あるのかな?
今回の参加者はみな栗山ツアーのリピーターで、冒険好き。ガイドさんおすすめの沢専用のシューズを装備して挑戦しました。
ロープを使う岩場も。好きな人には、ふつうじゃないところほど、楽しいものです。
だいたい2時間半くらい歩くと、いよいよ噴泉塔です。
2.関東で唯一!国の天然記念物「噴泉塔」の今
ごぅごぅとうなる湯の沢の上流。ゴツゴツとして不安定な岩場。激しい蒸気。
ゴールの空間は、異様な雰囲気に包まれていました。
そして。
噴泉塔。
簡単にいうと、名前のとおり、長年たえず噴き出ている温泉の成分が、塔のように積み重なったもの。2年前に1度なくなってしまい(台風などの影響による沢の増水が原因の可能性)心配されましたが、みごとに復活しています。
今は20cm以上の大きさに成長しています。
しかも驚いたことに…今はこれだけではないのです。
わかりますか?
噴泉塔は今、3つある!
メイン以外はまだ小さな状態ですが、それぞれ先っちょからプクプクと温泉が吹き出しています。自然の力には驚かされるばかりです。形はまた変わっていくのでしょう。これからも注目です。
噴泉塔でコーヒーを。
噴泉塔スイマー!
…圧倒的なものを目の前にすると、人はいろいろやりたくなるものです。
できればずっといたい。でも帰らなくては。1時間ほど休けいして、この場所ともお別れです。
3.もう1つの見所、天然の「野天風呂」を楽しむ
もう1つというか、実はこれが1番の目的って人も多いです。
途中に、温泉が湧き出ているポイントがあります。噴泉塔へ向かう「行き」に、仕掛けをしておきます。
石で囲まれたくぼみにブルーシートをしき、温泉を流し込む。
噴泉塔の「帰り」に戻ると、ほら。
最初は足だけ…なんて思っていても、ついつい全身でつかってしまう。
野天風呂を満喫したあとは、ブルーシートなどの仕掛けをきちんと片付けてから帰ります(マナーを守って楽しみましょう)。
これが噴泉塔ツアーです。広い日本でも…
温泉が作れるトレッキングなんて、なかなかないです!
4.おまけ 50秒アドベンチャー動画
いかがでしたでしょうか?次回もお楽しみに!
<担当ガイド>ネイチャープラネットさん
※ネイチャープラネットさんの詳細レポートもあります。ガイドさん視点でおもしろい!