【第3回鬼怒沼トレッキング レポ】初心者〜ベテラン全員で天空湿原へ
7/20(日)、「夏の鬼怒沼トレッキング」が行われました。雨だったけれど、みんなでうわさの天空湿原に挑戦。そのときの様子を簡単に紹介します。
1.鬼怒沼ガイドはネイチャープラネットさん
ネイチャープラネット 人気ガイドのお二人です。坂内さん(ニックネーム:あずきさん)」と、手塚さん(ニックネーム:はちべいさん)です。
スタートは奥鬼怒(おくきぬ)温泉の秘湯としておなじみの加仁湯さんから。小雨が降ってきたため、事前の説明は簡単にすませ、いよいよ出発です。
2.初心者からベテランまで。雨でもテンションは高く
今回は登山初心者からベテラン、20〜60代、県内・群馬・東京と幅広い層の山好きさんたちが集まりました。
雨が降ったりやんだりしたので雨具を着たり脱いだり。ガイドさんの指示のもと、体温調節に気を使っての登山です。
最初に見えてくる「ノシ滝」。
雨の中、美しい風景を眺めながら進みます。
かすかに見えた「オロオソロシの滝」。名前の由来はいろいろありますが、“オロ”は日陰、“オソロシ”は“恐ろしー”を意味します。
滝や川の激しい流れはときに人に災いを起こしますが、そのような恐ろしい様子をイメージしたのでしょうか。もうひとつの日が当たる場所に位置する「ヒナタオロソシの滝」とセットで覚えるとよいです。
話題となった「ギンリョウソウ」。透き通った白色と姿が特徴的ですね。
あずきさんいわく「銀竜草と、漢字を知ると覚えやすいです。ただし”ギンリュウソウ”ではなく”ギンリョウソウ”」
雨の日の岩場はとくに滑りやすく注意が必要です。
鬼怒沼は途中、急な上り坂が続き、決して楽なコースではありません。
ガイドさんの指示をしっかり聞き、みんなで励まし合いながら慎重に進みます。
たとえ疲れて会話が減っても、テンションあげあげ部長のはちべいさんが盛り上げてくれます。
ほんのわずかですが、お日さまが出てくる場面も。
一瞬だけ姿を表した青空です。
3.鬼怒沼のてっぺん、天空湿原へついに到着
一気に景色が開ける瞬間は、なんど登っても最高です。
今回はじめて知りました。新しい鬼怒沼の名物になるかもしれない?「鏡の湖」。
みんなで行けば行くほど、すごいビジュアルに
またまた一瞬ですが、青空が。湖に写った青空を見ることができて感動です。
鬼怒沼といえば、小さくてかわいらしい高山植物。あずきさんの自然ガイドがはじまります。
本ツアー名でも使われている「鬼怒川源流」。鬼怒川の最源流部とは、まさに鬼怒沼のこと。
みんなが知っている鬼怒川のスタート地点は鬼怒沼
意外?な事実に、驚かれる参加者も多かったです。
食虫植物「モウセンゴケ」がぎっしり生えていました。
雨やくもりの時はつぼみになる「タテヤマリンドウ」も、花の開いた状態が見られました。
葉っぱのかじられた跡が見えますか?鹿による食害の話も。
秘境だから頂上でも混みすぎない。大自然をゆったり味わえるのが魅力です。
ランチはおにぎりとからあげ。栗山ツアーはお弁当付きです。
すれ違う人たちに「若い人がいっぱいでいいね」なんて言われちゃいました。
4.鬼怒沼トレッキングゴール!おつかれさまでした
雨の影響で下山が予定より遅れてしまったけれど、全員が頂上まで登りきることができました。楽な登山じゃなかったけれど、みなさんの表情には達成感があふれています。
初心者もがんばれば行ける。これが栗山ツアーです
さらに、鬼怒沼トレッキングは、通常は奥鬼怒エリアの宿に泊まらないと時間的に実現が難しいのですが、栗山ツアーはツアー当日に専用バスが利用できるため、他のエリアに宿泊しても行けるのもポイントです。東京から公共交通でいらした方は、帰りは専用バスで「鬼怒川温泉駅」まで移動できます。
栗山ツアーは8月はお休みで、次回は9月です。キャニオニングに秋シーズンの鬼怒沼やカヌーなど、楽しいアウトドアが盛りだくさんです。みなさんの参加をお待ちしています。