体験レポート

【茅ボッチ作り体験レポ】ベテラン組による美ボッチがいっぱいできました

土呂部(どろぶ)地区の秋の風物、茅ボッチが見頃となっています。

そんな中で栗山ツアーとして、毎年恒例の茅ボッチづくり体験を実施しました。

ガイドは日光茅ボッチの会のみなさんです。

今回はみなベテラン組です

ツアーの場合、はじめての方はだいたい1人あたり2〜3ボッチ(茅ボッチを2〜3体つくる)できれば合格ラインでした。

ですが今回はなんと1人5ボッチを作るも。

しかも茅ボッチの形がビューティフルなのです。

 

「は?どれもおなじ茅ボッチじゃん?」

と思うかもですが・・・違います。

ポイントはいろいろありますが・・・まずてっぺんをとんがらせることが重要ですね。

茅が雨にぬれる面積も少なくて乾きやすくなり、風の抵抗も減り倒れづらいボッチに。

 

さらにボッチの束たちの間に適度に隙間をつくります。

こうすることで通気性をアップしてさらに乾きやすくなり・・・ていねいに作られたボッチは美しくなっていきます。

 

というわけで、ベテラン勢のおかげで、美ボッチが短時間で50くらいできました。

土呂部の場合、乾燥させた茅ボッチは最終的には牛のエサになります。

ススキなどの茅でなくて、ワラビがまじっていると作るのが難しいのですが・・・ワラビめっちゃ多かった。

 

茅ボッチづくりのあとの飯村代表による自然観察も好評でした。

茅ボッチをつくる行程で草や茅を刈り、草原が維持できます。

結果として多様な植物が生きられます。

 

土呂部の自然をわかりやすく解説していただきました。

カラハナソウ

ツリガネニンジン

ワンちゃん大活躍

(参加者にワンちゃんが苦手な方がいなかったので)今回はワンちゃん登場です。

2ボッチぐらいつくっていただこうかと相談しましたが、どこか遠くのほうへ全速力で走って行きました(今回は難しいとのこと)。

結果、雰囲気づくりに専念してもらうことに。

参加者が作った茅ボッチたちが食べられてしまうか不安でしたが、ずっといい子でみんなをなごませてくれました。

新しくできた展望デッキ

ここからの景色がとてもよいです。

茅ボッチは通常道路沿いから眺めるのが基本ですが、ツアーでは特等席で見られました。

おわりに

NHK、地元下野新聞、朝日新聞の取材を受けました。

日光茅ボッチの会さんの活動によって、茅ボッチや土呂部の自然に注目が集まるようになってきました。

下野新聞さんではなんと1面扱い。
見出しに「未来へつなぐ秋の風景」とあって、ステキな表現だと思いました。

日光茅ボッチの会さんの企画としては、来年2/23(日)にもあります。

「冬のかんじき自然散策+メープルシロップ採取体験」です。

こちらもお楽しみに!

 

ガイド 日光茅ボッチの会さん

スタッフ アオヤマ