体験レポート

【メープル体験&自然散策レポ】前日まで雪がなかったのに・・・メープルで広がる土呂部ワールド

2019年度の栗山ツアーのラストを飾るのは、土呂部(どろぶ)地区で行われた「メープルシロップ採取体験&自然散策」。

参加されたみなさまに、冬の土呂部のごちそうを思う存分、味わってていただきました。

前日まで雪がほぼなかったのに…

これが前日の準備のとき。

土呂部集落

 

メープル(カエデ)の森

そしてツアー当日。

 

おーい・・・

 

 

おなじ地域かよ?

 

1日で状況ががらっと変わりました。

 

寒いとたいへんなこともいろいろありますが、雰囲気としては極上だったと思います。

 

さて、ガイドは日光茅ボッチの会のみなさんです。

メープルツアーは今年で5年目になりまして、毎回満員です(おそろしいほど人気)。

 

「毎回参加!」な方もいますし、

などなど、いろいろな広がりを感じて、毎年うれしく思います。

ウェルカムドリンク(メープル樹液)をめしあがれ

雪の上でかんじき&ソリ遊び

「かんじき履きたい」ってごねてみたが、履いた直後に「いやだ」と思った図

埼玉からおこしのお客さまは「今年は雪を見ていない」とのこと。

そんな感じですから、雪があると、ツアーとしてはやっぱり楽しいですよね(子供も大人も)。

かんじきのことは、現役ハンターに教えてもらいます

メープルシロップ採取体験

まずは「(メープルシロップのもとになる)樹液はどうやってとるのか?」、「樹液はどんな味がするのか?」を体験。

そのあとはみんなで手分けをして、樹液の回収作業。

樹液は、大漁の日だとかなり重く、今回は100ℓ超え!

「(作業の一部でさえ)こんなに手間がかかるものなんですね!」との声も。

本日大漁なり

お腹がめっちゃすいてからの、身体がめっちゃ冷えてからの、地元のお母さんたち手作りのあったかカレー・・・、即完売です。

(お吸い物もおいしかったのですが、おいしくて写真を撮り損ねました)

毎回進化するメープルスイーツ

作業のあとは、メープルの樹液を使ったお菓子が登場。

日光茅ボッチの会 スイーツ部のスタッフたちが、この日のためにテストを繰り返してできあがった逸品ばかり。

これはおいしいに決まっていまして、食べてもほんとうにおいしいからすげーです(よくわからない表現)。

(砂糖をいっさい使っていない)メープル樹液パン

 

スコーンにメープル樹液で煮詰めたジャム(4種)をそえて

ほかにも、「煎った土呂部産 小麦」などなど。

 

どれも販売しているものではありません。

「ほんとうにおいしい地元のもの」って、お店でお金を出しても食べられないものなのかもしれませんね。

説明を聞きながら「早く食べたい」と心のよだれがとまらない図

あるちびっこは、メープルスイーツをむしゃむしゃ食べながら・・・

 

「(ツアー料金が)3,000円は安い」

 

と言っていて「この子大物になりそう」と思いました。
※ 子供は1,000円です

おみやげの樹液はセルフでお願いします

土呂部のふしぎな魅力

近所に住むわたしですら、土呂部は特別な地域です。

先日はダイヤモンドダストがニュースになりましたし、「県内ではここで見られない植物」とかも多いです。

いわゆる一般的な観光地のようなもの少ないかもしれません。
でも、好きな人にはたまらない魅力がいっぱいつまった地域です。

興味をもった方は、土呂部入門として次のような機会をオススメします。

  • 4月下旬頃から発売予定のメープルシロップを味わう
     参考 土呂部のメープルシロップ
  • キャンプを楽しむ
     参考 土呂部キャンプ場
  • 栗山ツアーの土呂部体験(茅ボッチづくり、ワラビ採り、夏の盆花、メープル採取体験など)

おわりに・・・

栗山ツアー2019はぶじ終了しました。

今年度はとくに天候などの条件に恵まれず中止が多かったです。

それでもたくさんの方に遊びにきていただき、栗山の魅力がますます広がっていることを感じています。

今回の土呂部のツアーのように、一般のツアーでは出せない日光の魅力を引き出すのが、栗山ツアーだと改めて感じました。

関東でももっとも山奥らへんのツアーですから、なんでも整っている企画なんてなく、むしろ不便なことのほうが多いです。

それでも「そこが楽しいです」と参加される人がいて、そのために動いていくれる人や応援してくれる人ががいて、成り立っている企画ばかりです・・・感謝(涙)

ツアー全体の日程は、4月下旬頃に当Webサイトで発表される予定です。
来年度もお楽しみに。

 

ガイド:日光茅ボッチの会のみなさん

文と写真:栗山ツアー アオヤマ